こんにちは! BtoBマーケティングって難しそうだなと思ったことはありませんか? 「CRMやSFAなんて導入する予算もないし…」と悩んでいる方も多いと思います。
でも大丈夫! ちょっとした工夫で、限られたリソースでも大きな成果を出すことができます。今日は、すぐに実践できるシンプルで実用的なアイデアをお届けします。
1. ターゲット顧客を明確にする
まずはターゲットをはっきりさせましょう。だれに向けてアプローチするのかを絞り込むことで、ムダを省いて効率的に動けます。
業種・業界を特定
自社の商品やサービスが一番役立つ業界はどこでしょう? そこから考え始めます。
企業規模・ペルソナを考える
大企業がいいのか、中小企業がいいのか、それとも個人事業主向けか、そこを決めましよう。その次に「どんな人が自社の製品・サービスを使うのか」ということをイメージしてみてください。必ずしも1人に絞る必要はなく、男女別や役職別にペルソナ(ターゲット像)を設定しても良いかもしれません。
課題やニーズを想像する
ターゲットとなる企業が「今、困っていること」や「欲しい成果」をイメージしてみましょう。あまり難しく考えず、過去に聞いたクライアントの声を思い出したり、Googleなどで「〇〇業界 困りごと」で検索したりすることから始めてもいいかもしれません。
これらをもとにターゲットリストを作ってみると、アプローチがぐっと楽になります。
2. シンプルなデータ管理
「高機能なツールなんて導入できない!」という方には、ExcelやGoogleスプレッドシートが最強の味方です。以下の情報を表にまとめて管理してみてください。
•会社名
•担当者名
•連絡先(電話番号やメールアドレス)
•アプローチ履歴(いつ、どんな内容で連絡したか)
•次回アクション(次は何をする?)
ツール選びのポイントは、検索しやすさと更新しやすさです。例えば、スマホで検索やデータ更新できると、データ管理が楽になり無理なく継続できます。
これだけで、あなたの営業活動がぐんとスムーズになりますよ!
また、経営者の方は、ルールを決めて営業データベースづくりを社内で推奨・共有してみてください。便利なCRM・SFAツール導入は、有効活用できる人材が増え、売上向上を確認してから検討すれば良いと思います。
導入の際は、CRM・SFAツールの無料領域で検討して、自社に合いそうなツールを選ぶとよいです。
3. コンテンツマーケティングで信頼を築く
「役に立つ情報」を提供することで、ターゲットの心をつかむのがコンテンツマーケティング。難しく考えずに、こんなことから始めてみては?
ブログ記事
業界のトレンドや課題解決のヒントを書いてみましょう。今どきはブログ記事も、ChatGPTなどのAIを活用すれば効率的に遂行できますよ。(ただしファクトチェックは必須)
成功事例のシェア
当然ですが、実際に成功した事例を紹介することで「この会社は信頼できる!」と思ってもらえます。BtoB企業にとって「課題解決力」は選ばれる理由になります。
無料で使える資料を配布
例えば、業界基準のチェックリストや、仕様書のテンプレートをダウンロードできるようになど、役に立つ資料を配布すれば、喜ばれること間違いなしです。ホームページにアップするだけで、興味を持った人が自然に集まってきます。
4. リアルな関係づくりも忘れずに
オンラインだけじゃなく、リアルな接点も重要です。こんな活動を試してみましょう。
展示会やセミナーに参加
クライアントや見込み客が出展する展示会や開催するセミナーには、積極的に参加してみましょう。一見しただけではわからない、競合他社とどこで競っているかのポイントがわかり、困りごとをヒアリングする際の理解度も上がります。また、セミナーに参加した際には、クライアントへの顧客からの質問や、課題提起などに耳を傾けてみましょう。顧客の企業課題をキャッチして解決提案できる可能性が広がります。
訪問営業
新商品・新サービスをローンチする際には、顧客リストから興味をもってもらえそうなクライアントに事前アポイントをとって訪問営業しましょう。BtoBビジネスでは、オンラインで購買決定できるBtoCとは異なり、複数の人間による社内協議によって購買決定されるため、顧客とのリアルな接点が重要になります。たとえ決定権のある上層部に会えなくても、社員1人にでも直接会って関心を喚起できれば、味方を1人増やすことにつながります。
業界イベントなどでネットワーキング
当たり前のことですが、リアルでつながる人脈が広がれば広がるほど、新しいチャンスは生まれやすいということです。SNSによるオンラインでの人脈づくりも良いですが、実際にあったことがある人とそうでない人では、他者に紹介する時などには大きな差が生まれます。結局は地道な活動が、長期的には大きな成果につながります。
5. 小さく始めて、どんどん改善
「いきなり全部やるのは無理!」という方も、まずはできるところから始めましょう。そして、改善を繰り返していけばOKです。
PLAN: プランを立てる
何をするか、誰にアプローチするか計画を作る。はじめはハードルを上げず、実行できそうなことだけにしましょう。計画倒れになることが一番NGです。
DO: 実行する
実際に行動に移してみる。ここが一番重要です。やってみないとわからなかったことや、新しい課題に出会えるはずです。
CHECK: 振り返る
何がうまくいったか、どこを改善すべきかをチェック。うまくいったことを中心に考え、改善点も少しずつ洗い出していけばよいです。
ACTION: 次に活かす
振り返りをもとに、次のアクションをブラッシュアップ! 顧客リストが充実するにしたがって、やることが増えるため、できそうなことはできるだけ自動化しましょう。
こうやってPDCAを回せば、どんどんマーケティングが上手になります。
まとめ
いかがでしたか? 高価なCRMやSFAに頼らなくても、手近なツールとアイデア次第で、しっかりBtoBマーケティングの成果を出すことができます。
大切なのは「自社に合った方法で、一歩ずつ前に進む」こと。ぜひ今日から試してみては。