すごい勢いだな…と思っている間にどんどん進化して、今やいろいろなアプリやサービスができています。
すでにゲーム制作の現場では背景の制作に使われていたりして「イラストレーターの仕事はAIに奪われつつあるのか?!」という声もありますし、デザイン・広告業界にいる私たちにも大いに気になるお話です。
少し調べてみたところ、「Stable Diffusion」というブラウザ上で簡単に画像生成できる無料サービスがあったので試しにやってみました!
Stable Diffusion 2.1 Demo
<Stable Diffusion 2.1 Demoリンク>
登録などもなく無料で使えます。
画像生成のカギは「プロンプト」
ブラウザからStable Diffusionにアクセス。Promptの入力欄から英語で生成したい画像のキーワードを打ち込んでいきます。
文章だとより仕上がりが具体的になるみたいです。複数のキーワードの場合は「,」で区切ってどんどん入れていきます。
プロンプト(呪文)の書き方はこちらの記事<リンク>を参考にさせていただきました。
ちなみにこのプロンプトに関しては「プロンプトエンジニア」という職種が確立され、生成の質を改善させたりより理想に近い画像を生成する「呪文」を作成するお仕事の需要が、AIの進化と比例して高まってくると言われているそうです。
いよいよGenerate Image(画像生成)ボタンを押してみます!
今回は”Black and gray cats on a table in winter”(特に意味はないです。うちで飼ってるネコちゃんが黒とグレーなだけです…)にrealistic shaded とか digital painting など、プロンプトを足していくつか生成してみました。
およそ1~2分で生成完了!個人的には「movie poster」風に書き出したやつが童話の挿絵のようでかわいいです。気に入らなければGenerate Imageボタンを押すと生成し直してくれます。
より複雑なイメージ生成にチャレンジ!
ネコだけだとちょっと単純すぎてつまらないので、もう少し長い文章にしてみます。
A young man with cake in his hand and a glass of beer in the other is flying westward over a thick jungle
(片手にケーキを持ち、もう一方の手にビールのグラスを持った若い男性が、うっそうとしたジャングルの上を西に向かって飛んでいます。)
という文にcinematic, wide shot, 4k, highly detailedなどプロンプトを足していきます。
アングルやトリミングが謎ですね…。ほとんどflyingしていないし…。
うーん、もうちょっとドラマチックな感じの絵にしたい…。他所様のサイトを参考に
parchment vellum, mythological painting, insane focus(羊皮紙ベラム/神話画/非常識なフォーカス)などを付け加えてみます。
おお……神話風になった…!でも男性が飛んでる絵とそうじゃない絵があるのはなんでだろう…。
「これだ!」という一枚を生成するにはプロンプトをもっと研究する必要があるし、運と根気も必要そうですね。
まとめ:思い通りのイメージ生成は一筋縄ではいかない!
今回は初めての Stable Diffusion で遊んでみました。
デザインの重要な要素であるイラストはまだまだAIまかせというわけにはいかなそうですが、
アドパブのイラスト制作にもいずれ応用していくことができるかもしれません。
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