今日さまざまなところで見られるロゴマークには、動物がデザインモチーフに使われるものがよくあります。動物にはそれぞれに古くから広く認識されている「パブリックイメージ」を持っています。その動物の持つイメージの力を使って、ブランドが見る人に伝えたいイメージをより効果的に表現することができます。
ヤマト運輸
名前だけで「クロネコ」が連想できるくらい有名なロゴですね。ネコを使ったきっかけとなったのは1957年に業務提携した米国の運送会社アライド・ヴァン・ラインズ社の「親子猫マーク」がヒントとなっています。母ネコが子ネコの首を優しく咥えて運ぶマークを見て、お客様の荷物を大切に運ぶなどといった運送業者の心構えを適切に表現していると当時の社長が共感したのがきっかけでした。また「クロネコ」の原案となったのは、なんと当時の広報担当者の子供の落書きが元になったそうです。
名前だけで「クロネコ」が連想できるくらい有名なロゴですね。ネコを使ったきっかけとなったのは1957年に業務提携した米国の運送会社アライド・ヴァン・ラインズ社の「親子猫マーク」がヒントとなっています。母ネコが子ネコの首を優しく咥えて運ぶマークを見て、お客様の荷物を大切に運ぶなどといった運送業者の心構えを適切に表現していると当時の社長が共感したのがきっかけでした。また「クロネコ」の原案となったのは、なんと当時の広報担当者の子供の落書きが元になったそうです。
大日本除虫菊株式会社
実は「大日本除虫菊株式会社」が正式な社名のロゴには、鶏が描かれています。これは「鶏口となるも牛後となるなかれ」という故事成語から生まれています。「小国であっても大国に屈し牛の尻尾のように生きるのではなく、小さくとも鶏のカシラになるべきだ」と説いた言葉を信条とし、業界の先駆者として「鶏口」となり、あらゆる面で他より優れたトップの存在でいたいという気概が込められています。他にもフランスでは勇敢さ、大胆さといったイメージで国鳥として使われているなど、古今を通じて誇り高さなどを表しています。
実は「大日本除虫菊株式会社」が正式な社名のロゴには、鶏が描かれています。これは「鶏口となるも牛後となるなかれ」という故事成語から生まれています。「小国であっても大国に屈し牛の尻尾のように生きるのではなく、小さくとも鶏のカシラになるべきだ」と説いた言葉を信条とし、業界の先駆者として「鶏口」となり、あらゆる面で他より優れたトップの存在でいたいという気概が込められています。他にもフランスでは勇敢さ、大胆さといったイメージで国鳥として使われているなど、古今を通じて誇り高さなどを表しています。
プレミアリーグ
FIFAワールドカップカタールにて「三笘の1mm」で話題となった三笘薫(みとまかおる)選手が所属する「ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC」が加盟するイングランドのプロサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」のロゴは、大きなライオンの顔が目を引きます。王冠を被ったライオンはイギリスの国章やイングランドの国章に用いられており、王室をイメージするものとなっています。そういった背景から英国サッカーの王というイメージを込め、また「百獣の王」として親しまれてきたライオンをロゴに取り入れています。
FIFAワールドカップカタールにて「三笘の1mm」で話題となった三笘薫(みとまかおる)選手が所属する「ブライトン&ホーヴ・アルビオンFC」が加盟するイングランドのプロサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」のロゴは、大きなライオンの顔が目を引きます。王冠を被ったライオンはイギリスの国章やイングランドの国章に用いられており、王室をイメージするものとなっています。そういった背景から英国サッカーの王というイメージを込め、また「百獣の王」として親しまれてきたライオンをロゴに取り入れています。
アークテリクス
カナダで生まれたアウトドア製品を取り扱うメーカーのロゴは「アーケオプテリクス(始祖鳥)」と呼ばれる恐竜がモチーフになっています。(ロゴの化石のポーズも、「ベルリン標本」と呼ばれる有名な標本がモチーフになっています)それには進化の果て、遂に空を飛ぶようになった恐竜(アーケオプテリクス)のように常に新たな基準となるように進化を続け、革新的なデザインで商品を作り上げたいというコンセプトがあり、色々な要因によって多種多様な進化をする恐竜のイメージのように、常に一番いいアウトドア製品を作るメーカーとして進化し続けていきたい。そんな願いが込められています。
カナダで生まれたアウトドア製品を取り扱うメーカーのロゴは「アーケオプテリクス(始祖鳥)」と呼ばれる恐竜がモチーフになっています。(ロゴの化石のポーズも、「ベルリン標本」と呼ばれる有名な標本がモチーフになっています)それには進化の果て、遂に空を飛ぶようになった恐竜(アーケオプテリクス)のように常に新たな基準となるように進化を続け、革新的なデザインで商品を作り上げたいというコンセプトがあり、色々な要因によって多種多様な進化をする恐竜のイメージのように、常に一番いいアウトドア製品を作るメーカーとして進化し続けていきたい。そんな願いが込められています。
ロゴマークは、そのブランドの理念などさまざまなイメージを見る人にわかりやすく伝える役割があります。そんなブランドの顔となるロゴマークを作る際には、これらの動物の持つ「イメージ」の力を借りることが大きな助けになるかもしれません。